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2005年12月 5日 (月)

バカにすんなよ:アンパンマンのかぜ薬

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㈱池田模範堂・発売元、日新製薬㈱・製造元のムヒのこどもかぜシロップS(イチゴ味)です。

成分は、解熱鎮痛剤アセトアミノフェン・鎮咳にdl塩酸メチルエフェドリン・抗ヒストミン剤マレイン酸クロルフェニラミンこれに鎮痛補助の無水カフェインとのどに効く南天実エキスが加わってます。

安心して飲ませることができる、実にオーソドックスな処方ですな。

画像はイチゴ味ですが、同処方でシロップPというピーチ味も発売されてます。

どちらもウマ~ですYO!

あまり知られてないのですが、市販の小児用シロップは四時間おきに一日六回まで服用することができるのです。

成分量を考えると、一日三回ではあまり効かな・・・(おっと、危ない)

ので、お客様には朝・昼・夕・寝る前の四回飲んでもらうことが多いですね。

それでも薬の成分量が・・・ねえ

だって、アセトアミノフェンが1mlあたり6.25㎎でしょう。4ml飲ませて25㎎。体重10kgの子供だったら100㎎座剤一個を使いたいとこなのに・・・

現在の小児科学会では10~12㎎/㎏が解熱に対するアセトアミノフェンの通常量です。病院でも体重10kgの子供に50mg座剤一個の場合があると思いますが、間違いではございません。

メーカーサイドの指定使用量がそうなってますので、小児科以外の医師や、自信のないor患者一人一人の管理ができない小児科医の場合によくあることですので・・・(ちょっと言いすぎ

小児科領域での解熱は、あまり行いませんし、解熱させる時はしっかりと熱を下げさせます。

というのは体の抵抗力を上げるための必要な反応であり、子供は熱に強いように出来ております。

体温計とニラメッコするより子供の様子を観察してくださいナ。

脱水さえ起こさなければ心配は無用です。

ちなみに、38.5度以上でうんぬんというのは子供ではあまり・・・だと親父は考えております。

38.5度を越えると体内の酵素の働きが悪くなるので(乱暴な説明です)解熱させるということなのですが、子供は個体差が大きいですし先ほど述べたように熱には強いのです。

患者さんには「大丈夫よ~」と言いながら、ウチの子が熱発した時はオロオロしております♪

さてこの商品、発売と同時に一気に売上を伸ばしました。

おいしいうえにアンパンマン

そりゃ売れるさ

当時は宇津こどもかぜ薬の圧勝だったのですが、ムヒの【アンパンマンのかぜ薬】をきっかけとして戦国時代に突入しました。

内容成分は厚生省の規定が厳しいんですが、他社も味のバラエティを増やしたり製剤を工夫してきたのはとてもいいことですね。

市販の小児用風邪シロップもバカにはできませんゾ!

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コメント

I was great. thank you

投稿: Masoud Akbari | 2015年4月 6日 (月) 21:21

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