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2006年2月 3日 (金)

シンメトリルはもう・・・

                shinmetoril-A

製造:日本チバガイギー㈱、販売:ノバルティスファーマ㈱のシンメトリル細粒です。

1g中塩酸アマンタジン100㎎含む。

効能はパーキンソン症候群治療&抗A型インフルエンザウイルスです。

元々はインフルエンザ治療薬として開発されたんですが、ひょんなことに”パーキンソンに効くじゃん”てなことで、日本では’95までパーキンソン症候群治療剤としての適応しか許可されていませんでした。

’94~’95と’95~’96の冬期には、やたらめったら使われましたなあ。

なんせパーキンソン症のお薬ですから、供給量がすごく少なかったんです。

商品確保に右往左往したのを思い出されます。

現在、抗A型インフルエンザウイルス剤としてはまず使うことはありません。

当時でも耐性ウイルスの発生が30%以上とされていましたが、今では90%以上が耐性を持っている旨が報告されています。

今年、米国CDC(米国疾病予防センター:Centers for Disease Control and Prevention )は耐性問題の為にインフルエンザに使用しないよう警告をだしたようです。

作用機序は、ウイルス表面のM2蛋白のイオンチャンネルとしての機能を阻害。

結果、ウイルスの脱殻を抑えて増殖を防止するのです。(B型ウイルスはM2蛋白を持たないので無効)

抗ウイルス剤としての使用量は、大人100㎎/日・小児5㎎/㎏/日、一日二回で3~5日間。

短期間の使用になるので副作用は出にくいのですが、消化器系の食欲不振・吐気、中枢神経系で不眠・興奮が報告されてます。

親父のとこでは、脳性まひを持った10歳の男の子が「ボーとして独り言が多い」と親御さんから連絡を受け、投与を中止した事がありましたな。

いまでは、タミフルやリレンザがありますし予防薬としても治療薬としてもインフルエンザのお薬として使用される事はないでしょうねえ。

なんだったんでしょう、あの2年間は・・・

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