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2006年5月15日 (月)

紅茶とテオドール

                Teodorla

製造販売元:三菱ウェルファーマ㈱、発売:日研化学㈱のテオドールドライシロップ20%です。

1g中にテオフィリン200㎎含む徐放性製剤。

気管支喘息のお薬です。

気管支を拡張する作用と炎症を抑える作用とを併せ持ちます。

テオフィリン自体はとても昔から使われているお薬なんですが、抗炎症作用に関しては最近になって注目されております。

気管支喘息の予防にも、治療にも使われています。

同系統のお薬にスロービット顆粒・テオドールG・テオロングなどがありますが、やっぱりテオドールDSが多用されているようですね。

最近、当薬局での使用量が激減しております・・・

ひとつは小児慢性疾患に対する公費基準の見直しにより、気管支喘息で公費(全額免除)適応の患者がほとんどいなくなったこと。

もうひとつは発熱時の投与により痙攣発作を誘発する恐れがあることが広く認識されたこと。

なんですが、血中濃度のモニターをしっかりやって、患者さん(親御さん)に中毒症状を教育すれば・・・・いいお薬なんですよお。

小児科医ならばいくら自分の手が掛かっても平気だとは思いますが、親御さんがねえ・・・

「こうこうなると中毒症状ですから」とか「発熱時に服用すると痙攣するかも」とか説明するとね、みんな答えは一緒です。

「ツヨイクスリなんですか?」と・・・

薬にツヨイもヨワイもあるかあ!と心の中にしまい込み

「いえいえ、テオフィリン自体は紅茶に含まれている成分でして云々・・・」

で、【親御さん教育】は至難の業ですのでだんだんオノンドライシロップなどの抗ロイコトリエン薬などに変わってきております。

これからは吸入ステロイドと抗LO薬、抗コリン薬、LABAなどの併用に気管支喘息治療は向かっていくんですなあ。

いいお薬なんですがねえ。

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コメント

初めまして!こんな素敵なサイトを発見できて幸せです。

テオドールDS味おいしいですよね。

さっそくなんですが、現在妊婦に使用されている薬を教えていただきたいです。第一選択薬といったところでしょうか。

抗生剤はセフゾンなんかか使用されることは知っていますが、他に抗アレルギー剤、解熱鎮痛剤、下剤、防御因子増強薬など教えていだたきたいです。

私は新米薬剤師で、今就職している環境では、学校で習わない知識を身につけるのには大変努力が必要な状況であります。
どうかよろしくお願いします。

これからもちょくちょくお邪魔させていただきますのでよろしくです。

投稿: あめ | 2006年6月 1日 (木) 22:23

あめさん、こんにちわ!

テオドールDS美味しいです。テオドールGで苦労していた分、DSの味は嬉しいですねえ。でもたまに、味が飽きちゃう子がいるんですよねえ・・・

妊婦さんに使えるお薬ですか・・・(-_-;)
妊娠週によって変わってきますが、基本的には不可。安定期に入れば選択肢は広がるんですが。教科書にあるように「母体に対する有効性と胎児に対する安全性」を熟考する事が大切だと思います。セフゾンだって決して安全だとは言えない所が薬の難しさではないでしょうか。

胎盤という素晴らしいフィルターを人は持っていますので、胎盤を通過しない分子量の大きい薬剤なら大丈夫だろうっていうのが通説です。あくまで、通説ですので証明はされてません。症例が少なすぎます。薬剤師は【・・・だろう】では話してはいけませんので、辛いところです。

一般の方も閲覧されているので、薬剤名を列挙する事はできません。「これなら大丈夫なんだあ♪」って、無理やり入手して使う方もいますのでね。
便秘薬はこちら→http://suzu-yaku.tea-nifty.com/blog/2005/10/post_7591.html

ご質問の答えになってなくてすいません。
これからもよろしくお願いいたします♪


投稿: 薬屋親父 | 2006年6月 2日 (金) 08:52

返事ありがとうございます。
なかなか難しいですよね。

プロフィール見たんですが、日本神話お好きなようですね。私も好きで本を読んだりします。
ここのブログだと、どのカテゴリーかな?

投稿: あめ | 2006年6月 3日 (土) 15:10

妊婦さんへの投薬はとてもデリケートな問題だと思います。
病気の内容、患者さんの状況、さまざまな要因が絡み合った結果として細心の注意を払って選択されるものだと考えております。リスクは少なければ少ないほど良いんですもの。
どうしても致し方ない場合のみ、最も安全とおもわれる薬を使っていただきたいものです。
胎児への影響は取り返しのつかないものなんですからねえ。

で、日本神話ですが一度も書いた事がないです。
8,000,000!もの神様のいる日本。
神無月にはみんな出雲に集合♪って楽しい限りです。
今度、ゆっくり書いてみたいものですね。

投稿: 薬屋親父 | 2006年6月 4日 (日) 17:06

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